治療案内

口臭予防はセルフケアとプロケアの両輪で

歯と健康

歯磨きの回数と口臭の意外な関係

マスクを取る機会が増えて、気になるのが口臭という方もいらっしゃるかもしれません。その口臭について気になる調査結果が発表されていて、それは「1日2回歯磨きする人より3回する人の方が口臭は強い」というものです。口腔内のガスを測定するガス検出装置を使って口臭レベルを0~100に数値化し、口臭レベル30を超えると「周囲に臭いを発し始める」、50を超えると「周囲の人が気になるレベルの臭い」とし、50を超える人が1日2回歯磨きする人より3回する人の比率が高かったというのです(『口臭白書2019』より)。

セルフケアでは磨き残しが2割

口臭は大きく分けて2種類にわけられ、一時的にニオイが発生する生理的口臭(起床時や空腹時、食後や緊張時やストレス時の唾液分泌の減少で一時的に口臭が強くなるもの)と慢性的に口臭が発生する病的口臭とがあります。病的口臭の原因は歯周病・ドライマウス・虫歯(う蝕)や義歯の清掃不良、舌に付着した細菌のかたまりである舌苔等でとなります。こうした口腔内トラブルが原因の口臭はセルフケアだけでは解消できないため、歯科医に通院して治療を受けることが必要となります。
歯周病やむし歯など口臭の原因ともなるお口のトラブルの多くは歯垢が落とし切れていないことが発端となることが多く、上手に歯を磨けている人でも歯ブラシだけでは約60%前後、デンタルフロスを使って80%までは落とせても、残りの20%は落とし切れていないといわれています。そのため、今回の実態調査のように歯磨き頻度が多い人でも歯垢がたまっていってしまい、口臭が強くなるという逆説的な結果がでても不思議ではないといえます。
完璧ではないセルフケアを補うためには歯科医・歯科衛生士の「プロケア」が必要不可欠だということに納得がいくと思います。もちろん日頃の「セルフケア」があってこそですが、プロにお任せる部分はお任せするというスタンスが一番効率的で効果的な方法といえ、将来、自分の歯でおいしく食事をいただくための一つの投資と捉えてぜひ歯科クリニックに足を運んでいただければと思います。

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