中村歯科医院NAKAMURA DENTAL CLINIC
従来、失った歯を回復するには、ブリッジや入れ歯という方法を用いて治療していました。 インプラントは、失ってしまった自分の歯の替わりに、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して噛み合わせを回復する治療法です。固定性であるためガタついたりせず、自分の歯のように噛めるようになります。 インプラントは機能的にも見た目にも天然の歯にもっとも近く、「第2の永久歯」といわれています。 当院では、アストラテック・インプラントシステムを採用したインプラント治療を行っております。
アストラテックインプラントは世界的な製薬、医療器具メーカーであるアストラゼネカ社のグループ企業、アストラテック社によって開発された生体親和性に優れ、長期間安定して使用できる素材である純チタンを用いた歯科用インプラントです。1985年から開発に取り組み、現在その研究開発力と長期安定性は世界中で高い評価を得ています。
インプラント治療は、歯肉を切開・剥離し一部顎の骨を露出させた後、ドリルで穴をあけそこにフィクスチャーを埋め込み、縫合して終了となります。 「歯肉を切る」「骨を露出させる」「ドリルで穴をあける」想像しただけでゾッとしますよね。でもこの一連の治療、それ程大きな手術をするわけでは無いのです。
例えば誰もが親知らずの抜歯をした経験あるいは知り合いで抜歯した人の話を聞いた経験があると思います。「すごく痛かった」「すごく腫れた」逆に「全然痛くなかった」「腫れもしなかった」様々だと思います。その理由は、親知らずがどの様に生えているかによるのです。顎の中に埋まっている親知らずを抜歯する場合、歯肉の切開・剥離が必要ですし、抜歯後の痛みや腫れも少なからずでるでしょう。しかし、他の歯と同様普通に生えている親知らずを抜歯する場合は、痛みや腫れはほとんどありません。ですから、「親知らずの抜歯」イコール「痛い・腫れる」ではなく、親知らずの生えかたによって大きく変わってくるのです。(口腔外科の項目参照)
インプラント治療も同様です。フィクスチャーを埋め込むだけの十分な骨の量があれば、痛みや腫れもほとんど無く、手術自体も決して難しい治療ではないのです。むしろ顎に埋まっている親知らずを抜歯するほうがよほど大変だと思います。しかし、十分な骨の量が無くその為、骨の移植などを行うと痛んだり腫れたりもするのです。
ですから、親知らずの抜歯同様「インプラント治療」イコール「痛い・腫れる」とはお考えならず、まず骨の量があるか無いかを診断してから決めて頂いても良いと思います。
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私は、インプラントが最善の治療法だとは思っていません。以前は歯を失った部分を補う治療法としてブリッジ・入れ歯という方法しかありませんでした。近年、それ以外にインプラントという選択肢が増えただけだと思っております。確かにインプラントの利点はたくさんあります(「インプラントとは」の項参照)。しかし、何と言っても高額です。高額なゆえに患者さんには「満足して欲しい」「長持ちして欲しい」と思っています。 「高すぎる」あるいは「外科的な処置をするのに不安がある」等の理由で、躊躇されているのであれば、まずは入れ歯を装着してみるのも一つの方法でないでしょうか。入れ歯の利点は、歯を削らなくて済むことです(多少削ることもありますが)。ですから、入れ歯を装着してみて「これなら使える」と思えば、それでいいわけですし、「やっぱり駄目だ、使えない」と思えば、それからインプラント治療に取り掛かっても遅くはないと思うのです。
インプラント以外でも審美的な面、機能的な面で改善させることは出来るのです。
まず、重度の糖尿病や骨粗鬆症などの全身疾患が無いことを確認します。 そのうえで、現在のお口の状態を模型にしたものと、お口全体のレントゲン写真を参考にし、インプラント治療が可能か否かを決定します。 可能と判断されたら、他の症例の写真を通じてインプラント治療の流れをご説明いたします。
十分な骨の量があります。 インプラントを行うには最も適した状態です。
上のレントゲン写真と比較して骨の量が少ないのが分かります。 インプラントを行うには難しいケースです。
インプラントは、顎の骨にフィクスチャー(歯の根っこの代わりとなるも)を埋め込む手術から始まります。したがって埋め込むだけの骨の量が無いと出来ません。(上記の写真参照) 例えば、当医院で使用している一番細いフィクスチャーは直径3.5ミリなのですが、骨の幅が3.5ミリしかないところに3.5ミリのフィクスチャーは入れられません。その場合、骨の移植や人工骨を使用して骨を増大させて、埋め込む環境を整えてから行う場合もあるのです。しかし、骨の移植までして行いたくないという患者さんも大勢いらっしゃいます。また、骨の増大にも限界がありますので、もともと条件的に不可能な場合もあります。(私の技術不足かもしれませんが) そのような場合は、はっきりと「私には出来ない、あるいはリスクが伴う」ということを説明させてもらいます。 なにもインプラントが全てでは無いのですから。入れ歯でも不自由なく食べている患者さんもいるのです。
インプラント治療が可能あるいは可能か否かの判断がつきにくい場合には、CT撮影を行って頂きます。 CT撮影は立川駅南口のメディカルスキャニングと提携していますので、そちらに依頼しています。(費用は当医院で負担します) 模型、レントゲン、CT等の資料をもとにして最終目標を模型上で再現し、フィクスチャーの長さ・太さそして埋め込む位置を決定します。
手術時間は、およそ1本で20分、2本で30分、3本で40分・・・とお考え下さい。術後の腫れや痛みも骨の移植等をしない限りはほとんどありません。
私は大学を卒業後、都内の開業医に勤務医として2年間過ごしました。その間、今後歯科治療を行っていくうえで、何か特殊な技術を身に付けたいと思い、母校の歯科病院の口腔外科に入局しました。 「口腔外科って何するところ」ってお思いの方もいらっしゃるでしょうから、簡単に述べさせて頂きます。
口腔外科は、
等を行うところです。
これらは口腔外科に特化した治療で、私はこの口腔外科に9年間所属しました。その間、手術も執刀させてもらいましたし、口腔癌の手術などにも助手としてたずさわってきました。したがって、手術の基本である歯肉の切開・剥離そして縫合といったことは毎日のように行ってまいりました。 インプラント治療も歯肉の切開・剥離から始まりフィクスチャ-を埋め込み、縫合して終わります。ですから、口腔外科での9年間はインプラント治療を行ううえで、私の基礎となっているのです。
インプラント1本36万円 内訳 フィクスチャー(インプラント体)埋入時 18万円 上部構造装着時 18万円
インプラント治療を行った後、それを維持していくには普段のブラッシングが必要になってきます。 歯を失った原因を考えてみて下さい。虫歯で歯が崩壊したか歯周病で歯がぐらぐらになって抜かざるを得なかった場合がほとんどだと思います。 インプラントは、虫歯になることは無いのですが、歯周病と同様なことが起こりうるのです。したがって、日常のお手入れ(ブラッシング)と定期的に来院して頂きクリーニングと噛み合わせのチェックなどをする必要があります。 当医院では、半年に1回程来院して頂き、10年の間にトラブルがあった時は、無料で治させて頂きます。 これは、何も10年しかもたないと言っているわけではありません。お手入れさえしっかり行っていれば半永久的に使えると思っております。
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