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50歳以上に多いドライマウスとは

歯と健康

現代病と呼ばれるドライマウス

現代病と呼ばれるドライマウス

現代病と呼ばれ、患者が増えている疾患の一つにドライマウスがあります。文字通り、唾液の分泌量が低下して口腔内が乾く病気のことですが、唾液にはさまざまな重要な役割があり、その唾液が減少してしまうと口腔内の衛生や噛む力など様々な口腔機能に影響が出てきます。症状が進行すると喉がずっと渇いている飲み物が手放せなくなったり、口の中がヒリヒリして痛くなるなど次第に違和感を感じるようなります。
ただ、初期の段階では意外と気づかないことも多いので、以下にあげたドライマウスの代表的な症状があるかどうか、自己チェックをしてみてください。

【✓チェック項目】
・口が乾く・水をよく飲む・就寝中口の中が乾く・口の中がネバネバする・唾液が溜まっている・話しづらい・舌が痛い・口臭が気になる・食事がしづらい・食べ物が飲み込みしづらい・今までと味が違う・入れ歯で歯ぐきが傷つく・虫歯になったり歯周病の症状が悪化する

口腔機能の衰えのサイン!?

ドライマウスの原因にはさまざまあり、循環器用薬と精神科用薬等薬剤の副作用のほか糖尿病や腎臓疾患、シェーグレン症候群などの全身疾患によるもの、精神的ストレス、筋力の低下、口呼吸、加齢などがあげられます。幾つかの原因が重なっていたり、また明らかな原因がわからない場合もあります。
治療法については全身疾患があればその治療のほか、乾燥した粘膜の保護には保湿剤、傷ついた粘膜に対しては軟膏の塗布など口腔内のケアを行います。
また、唾液腺刺激療法といってガムなどを噛むことで唾液腺を刺激する方法や唾液腺を直接マッサージする方法、舌や口腔周囲の筋肉を動かして鍛える筋機能療法も行われます。
ただ、ドライマウスの治療は効果がすぐには現れにくいので根気強く取り組む必要があるということを念頭にいれておきましょう。 50歳以上で発症する人が多く、「オーラルフレイル(口の機能の衰え)」の最も重要なサインともいわれています。ドライマウスを放っておくと舌が乾燥するため表面にある味蕾にダメージを及ぼして味覚障害になる可能性があります。気になる症状がある場合は早めに歯科医院や口腔外科内科を受診されることをお勧めします。

口腔機能の衰えのサイン!?

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