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ステイホームでだぶついたお腹周りをすっきりさせる方法

歯と健康

中村歯科コラム:メタボリックシンドローム

メタボリックシンドローム

新型コロナウイルスの影響でステイホームが続き、気がついたらぽっこりお腹になっていたという方も少なくないのではないでしょうか。体重が増えてお腹周りが気になり出したら心配されるのがメタボリックシンドロームです。というのも肥満のうちでも高血圧や糖尿病、脂質異常症などをひき起こしやすいのは「内臓脂肪型肥満(内臓肥満)」だからでです。日本ではウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm、女性90cm以上でかつ血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れると、「メタボリックシンドローム」と診断されます。腹囲が大きいだけではメタボリックシンドロームにはあてはまりませんが、黄色信号が点灯しているという自覚で生活習慣の見直しが必要だといえます。

食べる速さに問題

肥満の方でよく見受けられるのは食べるのが速い、いわゆる“早食い”の方です。よく噛まずにすぐに飲み込んでしまうタイプといえます。実際に35歳から69歳の成人男性3,737人女性1,005人を対象としたある調査では、早食いの人はBMI【体重kg ÷ (身長m)2】が高い傾向にあることが報告されています。さらには20歳の時点からのBMIの増加量も、早食いの人ほど高いという結果がでています。つまり、20歳の頃に比べて体重が顕著に増加している人に“早食い”の人が多い傾向があるということなのです。こうした傾向は運動習慣やエネルギー摂取量(つまり食事の量)、喫煙などほかの要因を考慮しても有意な差があることが認められています。
それだけではなく、食べる速さが早いと答えた人ほどインスリン抵抗性指数(HOMA-R)が高かったという報告もあります。“インスリン抵抗性”とはインスリンという血糖を下げるホルモンがでても血糖がなかなか下がらない状態で、インスリンの効きにくさのことをいいます。数値が高いほどインスリンが効きにくい、つまり血糖が下がりにくいことを意味します。
“早食い”という食習慣は肥満はもとより、糖尿病予備軍へとまっしぐらといえます。よって肥満や糖尿病予防にはゆっくり食べることを習慣化することが大切だといえます。
歯科の観点からも普段からよく噛んで食べるとことをお薦めしていますが、実際に咀嚼回数と体重の変動との関連を調べたところ、1口について0~20回咀嚼した人に比べて、21~30回咀嚼した人の体重減少が大きいという報告があります。肥満治療の行動療法の一つとしてこうした「食行動の修正」が実践されているのも納得できます。
ダイエットというと食事の量や種類、頻度などに目がいきがちですが、食行動、とくによく噛んでゆっくり食べることについても注意が必要だといえます。
よく噛むためには口腔内が健康で噛む機能が十分に発揮されることが大前提です。むし歯や歯周病はもちろん、左右の奥歯がしっかりと噛み締めらるか、口の中が乾燥して食べにくかったり、噛み合わせに違和感があるなど気になることがあれば、早めに歯科を受診することをお勧めします。

中村歯科コラム:食べる速さに問題

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