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“「口ぽかん」「丸のみ」が増加中

「口ぽかん」「丸のみ」が増加中

10代の2人に1人が「滑舌の悪さ」や「食べこぼし」といった口の機能に問題を抱えていることが、2022年の日本歯科医師会の全国調査の報告で明らかになりました。
また、山口県歯科医師会が県内の保育所、幼稚園などの保育施設や保護者を対象に行った調査でも、「硬い物が食べられない」「噛み砕いた食べ物を飲み込めない」など子どもの口腔機能の発達が不十分であることを示す深刻な実態が浮かび上がっています。保護者へのアンケートでも、全体の30.4%が「無意識に口をぽかんと開けている」と回答したほか、30.1%が「食べ物を早く食べる」と答えており、よく噛まずにお茶や水で流し込む「丸のみ」が常態化していることがうかがえました。
これらは口の周りの筋肉や舌の力が弱く、舌が正しい位置に上がらないことが原因といえます。このように噛む力が未発達のままだと言葉の発音が不明瞭になったり、歯並びや噛み合わせが乱れたりするといった問題が生じやすくなります。これらは将来の口腔機能の衰えを加速させるリスクにもつながるので早めに対応したいものです。

今日からできる!家庭でのアプローチ

子どもが噛めないからといって、軟らかい食べ物ばかりを与えたり、食材を小さく刻んだりするのは逆効果といえ、具材はあえて少し大きめに切りましょう。そして大人が目の前でよく噛んで食べる姿を見せることで、子どもの「まねしたい」という気持ちを引き出すことが大切です。
また、昔ながらのおもちゃである「吹き戻し」を活用して息を吹く力や口元を鍛える方法があります。この「吹き戻し」は優れた口腔・嚥下機能訓練器具として介護現場でも活用されていて、こうした遊びを取り入れた訓練は子どもも嫌がりません。また、年長児にキシリトール入りの風船ガムを毎日2枚膨らませる訓練を2カ月間実施したところ、実際に噛む力が増したという報告も出ています。
よく噛んで食べ物と唾液が混ざると飲み込みやすくなることを子ども自身が実感することが重要で、そのためにも大人は食事の時間に子どもをせかさず、楽しく集中できる環境を整えてあげるとよいでしょう。

今日からできる!家庭でのアプローチ

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