近年、高齢者の増加に伴い脳梗塞や狭心症・心筋梗塞の既往をもつ患者さんが増えてきました。
この様な患者さんは通常、抗血小板剤のバイアスピリンや抗血栓剤のワーファリンを服用しています。
いずれも、血が止まりにくいため以前は抜歯をする時に、一週間程薬を止めてもらっていました。
近年、抜歯に関するガイドラインでは抜歯程度の外科処置を行う場合、薬を止める必要がないことが発表されました。
当医院でも抜歯に関しては薬を止めずに抜歯しております。
抜歯後、多少血が止まりにくい場合もありますが、止血はあらゆる手段を用いて行いますので安心して来院してください。
最近インプラント治療についての相談が多くなっています。
その相談の多くは「本当に歯を抜いてインプラントにしなくてはいけないのでしょうか?」という相談です。
先日も某歯科に「虫歯の治療に行ったのに抜いてインプラントにした方が良い」と言われた患者さんが来院されました。
確かにレントゲン写真では根尖病巣と言って根の先が膿んでいる像が認められます。しかし、自覚症状もなくまだまだ残せる歯だと思われます。
確かに抜歯してインプラントも選択肢の一つかもしれません。
残した歯が一生使えると言う保障もありません。
しかし、やみくもに抜歯してインプラントを勧めようとしている歯医者もあるようです。
確かにインプラントは、良い治療法だと思います。私も取り入れています。しかし、ご自分の歯に勝るものはありません。根っこさえ残せれば、噛んでいるという感覚はインプラント以上にあるのです。
しかもインプラントは高額です。十分納得したうえで行うことをお奨めします。
89歳のお口に中の状態です。
治療されている歯はあるもののほとんどの歯が残っており、歯周病も経度な為、歯のぐらつきも無く何でも食べれるそうです。
確かに歯の黄ばみ等はありますが、この年齢でこのお口の状態というのはすばらしいことですね。
ですから、お口だけでなく肌のつやや話し方などもしっかりしていて、健康的でとてもかわいいおばあちゃんです。
噛むという動作は脳を活性化させると言われています。
やはり何でも食べれるということが、いつまでも健康で若々しくいられる秘訣なのだと改めて感じました。
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