最近、舌癌に関してメディアが取り上げています。
口腔癌には、部位によって舌癌のほかに歯肉癌、頬粘膜癌、口唇癌、口底癌、硬口蓋癌などがあります。
早期発見が一番ですが、口内炎との見分けがつきにくい場合がありますので、専門性が必要です。
当医院では、大学病院や一般病院での歯科口腔外科勤務の経験を活かし、口内炎と癌との見分けは可能です。
また疑わしい場合は、速やかに専門の医療機関に紹介しますので、少しでも気になるようでしたら受診してください。
先日上の親知らずを抜歯したところ、同じ場所に2本余分の歯がありました。
過剰歯と言って上顎の正中や、今回の様に上の親知らずに1歯、余分にあることは稀にあります。
実際、右上の親知らずを抜歯した時には1歯余分にあったのですが、2歯余分にあったとは驚きました。
通常歯は親知らずを含めると片側だけで8本ありますので、まさに10番目の歯でした。
以前から右下の親知らず周囲歯肉の炎症を繰り返しているため、当院来院。
レントゲン写真で親知らずが下顎に埋まっており、歯冠と歯根が逆さまになっていました。
さらに歯冠の周囲にX線透過像を認めます。
これは含歯性嚢胞またはろ胞性歯嚢胞といって歯冠の周囲に膿の袋を作るのが特徴です。
本日、親知らずの抜歯と共に嚢胞も摘出しました。
下唇を食事中に噛んで依頼、出来物が出来ては潰れを繰り返している為来院されました。
2つ前のブログと同様、粘液嚢胞と言って小唾液腺の管が潰れてしまったために唾液と同様の成分を含んだ腫瘤が認められるのです。
今回は比較的大きいので摘出しました。
腫瘤が小さい場合は健康域を含めた部分をとる切除を選択するのですが、腫瘤が大きい場合は切除すると唇の変形をきたす恐れがある為、切除ではなく病変だけをとる摘出をおこないます。
粘液嚢胞は薄い膜で被われており膜を破らないようにとる必要がある為、切除と比較すると時間もかかりますし、難しい処置になります。
処置後は1週間後に抜糸して終了となります。
1,2枚目の写真は術前 3,4枚目は術後
今日は親知らずの抜歯を行いました。
レントゲン写真でおわかりのように、真横に埋まっています。
患者さんの希望で笑気吸入鎮静法を併用して行ったのですが、比較的スムーズに抜歯することが出来、患者さんも笑気を使用した方が楽だったと言っておられました。 (昨年反対側を抜歯の際は笑気を使用しなかったので)
親知らずの抜歯は、根っこの形態・埋まり具合によっても難易度は違いますが年齢によっても変わってきます。
年齢を重ねると周りの骨と歯が癒着といってがっちりくっついてくる傾向があるのです。
ですから、若いうちに抜歯することをお奨めします。
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